今度はプニプニのこんにゃくをフリーズドライ機にて乾燥にチャレンジしてみました。

普段は脇役のこんにゃくですが、今回はメインとして登場です。スーパーで購入したこんにゃくを凍結乾燥機にてフリーズドライ完成までをレポートします。

コンニャクのフリーズドライにチャレンジ

チャレンジするこんにゃく

蒟蒻は古くから腸の砂払いとも言われているようで、主な栄養として食物繊維が豊富で体に良い食品として知られています。
低カロリーでヘルシーなのでダイエットの代名詞とも、またセラミドによる美肌効果もあり近年のこんにゃくスポンジなどのように女性に大人気なようです。
他の芋類と比べダントツに高い含有量を誇り、おなかの中を隈なく大掃除してくれるので、腸がん予防、胃がん予防(ピロリ菌除去)、肥満による糖尿病、高脂血しょう予防などなどこわーい生活習慣病予防に効果絶大らしいです。

これだけ良い事づくしの食材を凍結乾燥しない手はないでしょ。
さあ、凍結乾燥機をONにして、こんにゃくフリーズドライ作成スタート!

今回のフリーズドライこんにゃくレシピは

今回はスーパーで手に入る一般のこんにゃくをフリーズドライしたいと思います。
生芋から作られた黒コンニャクと製粉から作られた凍結乾燥用の白こんにゃくを用意します。
市販のこんにゃく
熱湯にくぐらせます。そのままでも食べられるとは思うのですが後でお腹痛くなるといけないので殺菌します。
取出したら厚さを10mmほどにスライスして凍結乾燥用用トレイに間隔をあけて薄切りこんにゃくを並べます。
両方ともにプルプルで、表面はツルツル、断面はツブツブしているようにも見えます。
きれいに置きおわったらフリーズドライの準備は完了。
凍結乾燥前のカット済みのこんにゃく

蒟蒻を真空凍結乾燥機に入れて運転開始。

まず最初に蒟蒻を凍結します、といっても真空凍結乾燥機の扉を閉めたら自動ボタンを押すだけで簡単。
あとは、こんにゃくが凍るのを待つだけです。プニャプニャのこんにゃくがどのように変化するのか楽しみです。溶けたコンニャクだけにはならない様に・・・ しばらくして様子をみると完全にカッチンコッチンに固まっています。改めていうまではないですが真空凍結乾燥では乾燥するものは必ず凍った状態でなくては乾燥できません。凍結が十分でないと失敗するばかりではなく機械が傷みます。後は終了するまで待つだけです。

ついに完成凍結乾燥こんにゃく

できました、上手に出来ました。コンニャク粉の元の色はこんな感じだったのかと思うほど少し色が薄くなり、表面は軽石のようにざらざらとしています。この感じは自然な環境で凍結解凍を繰り返して水分を抜く凍みこんにゃくに似ています。作業はいわば天然の凍結乾燥ですね。
持ち上げるとカルッ!!、とても軽いですなんというかお麩、綿、まるで空気のような軽さ、見た目と違って中は繊維だけなのでとっても軽いんですね、これだと中まで水分がすぐに良くしみこむと思います。
カリッカリなので縦に立てると積み木のようになります。
抜けたであろう水分と同じ量の水を使って戻してみると元の蒟蒻に戻りました。当たり前といっては何ですが感動します。凍結乾燥機はすごい!
重量から推測すると水分量が1%未満に仕上がっているようで真空パックをしたら何年も保存可能な食品になりそうです。フリーズドライ宇宙食があるのも納得します。
フリーズドライ後こんにゃく
完成したフリーズドライのこんにゃく。
相撲をとっている凍結乾燥こんにゃく
フリーズドライこんにゃくでトントン相撲もできます。
立ててみた凍結乾燥こんにゃく
カッチンコッチンなので積み木のように立ちます。

こんにゃくのフリーズドライ粉末

次に好例のハンディミルでの粉砕工程に入ります。
発泡スチロールのように軽くそれでいて手でつぶすと粉々さらさらになるので、そんなに大変ではありませんでした。
結果は前回のパウダー状の粉末になったカボチャ、いちごに比べてフリーズドライコンニャク芋は繊維質が多いので荒めな粉になりました。
含有成分の性質や組み合わせなどによって仕上がりが微妙に変わるんです。
「では、お楽しみの試食!」と行きたいところですが、生コンニャクの粉ですので勇気がいります、ペロッとしてみたところ思ったとおり何も味がしません!!!、水分だけが取られてなんとも予想通りのお味で、次回は味付けフリーズドライこんにゃくで試してみょっかな~。
海苔やゴマなどを加えてローカロリーのふりかけなんて、ご飯がすすみそう!!
えっ!ダイエットにならない!!
粉砕後の凍結乾燥粉末こんにゃく
ご閲覧ありがとうございました。
今後も真空凍結乾燥機を使った『体験実験フリーズドライ』でいろんな素材を試してみたいと考えています。

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